治療の流れメリットとはデメリットとは病院の選び方

インプラントと歯の再生治療の違いとは

インプラントというのはチタンなどで作られている人工歯根を埋め込んで、その上に歯をかぶせるように治療する方法です。
一方歯の再生治療というと、元々ある歯茎や歯槽骨などを再生するものですから、その回復のさせ方に違いがあります。

インプラントは骨と同化しやすいチタンを埋め込んで、それが骨と同化するのを待ちます。
そしてそれを土台として使用していきますので、体内に自分の組織以外の金属が埋め込まれることになります。
しかし、チタンについては膝などの関節の治療にも用いられている金属ということで、その安全性は非常に高いと言えます。

しかし、骨自体に埋め込むことになりますので、埋め込まれる骨自体が弱っている場合などには
そのまま治療するということができないケースもあるようです。

そうした場合には、まず骨に対して治療を行ってからインプラントの治療に入る必要がでてきますので、
治療の期間も長くなりますし費用も高くなっていきます。

再生治療の場合には、自分の骨や歯茎を再生していきますので、より自然な方法ということもできますし、
歯を支える骨や歯茎が弱っている場合にこそ使いたい方法と言えます。

どちらの方法の場合にも保険適用外になりますので、費用は10割負担となります。
これ以外に同じようなケースを治療しようと思うと、入れ歯を作ってそれをはめこむ形となるようです。

しかし、入れ歯の場合にはやはりインプラントや再生治療のようには土台が安定しませんので、
よく噛めないといった悩みが出てくることが多いようです。
そこでこうした方法で歯を回復させたいと望む方が増えてきているようです。

インプラントは骨に金属を埋め込むという特徴があるので、
骨が極度に弱っているような場合には治療が難しいケースもあるようですから、
そうした場合には再生治療によって骨や歯茎を回復していくというのが適しているようです。

治療方法の違いをよく知って、自分に最も合った治療法を選べるようにするのが良いでしょう。

インプラントの治療は平成24年4月より前の段階では全てが保険適用外でしたが、
限られたケースではありますが徐々に保険診療も可能になってきています。